肝臓とむくみの関係

■肝臓とむくみについて

むくみといえば冷え、筋肉疲労による循環不良、腎臓の機能不全などがその原因があげられますが、そのほかにも「肝臓」が原因になることがあります。お酒を飲みすぎた次の日、顔にすごいむくみが出て困ってしまった...という方は、アルコールによる肝機能の低下がそのむくみの原因とも考えられるんですよ。

どのような原因でむくみが起こるのかというと、肝臓には「たんぱく質を合成する」「血液中の老廃物を分解除去する」という働きがあるのですが、これがうまく働かなくなるとそれらがうまく機能しなくなるために皮下組織に水分が滞留してしまったり(これがむくみです!)、老廃物が分解されきれずに体内に残ってしまうというトラブルが起こってしまうのです。

足だけではなく、全身にむくみの症状が出たり痛みが頻発するという方は、内臓に何らかの問題がある可能性もありますので、早めに病院に行きましょう。


■肝臓の数値とは

会社にお勤めの方ならば年1回は受けているだろう健康診断で、体重や体脂肪率と並んで気になるという方も多いかも知れないのが「肝機能数値」です。よくお酒を飲む方やむくみが気になる方などはこの検査数値を見て「少し酒の量減らそうかな」と自重する方もいるのだとか。

肝臓についてはさまざまな数値データがありますが、特に気にしたいのが「γ(ガンマ)-GTP」「GOT(AST)」「GPT(ALT)」といった、肝臓内の細胞数の指標数です。
γ-GTPは肝臓の細胞の破損数を表したもので、数値が50(女性は32)IU/L以上である場合は脂肪肝の病気の可能性があるといわれています。また、細胞破損時に発生する酵素を表すGOTやGPTが31IU/L以上の場合は肝硬変や腫瘍ができているなど、異常がある可能性がぐっとあがるといわれているそうです(これが高いとむくみなどが出ます)。

これらの数値の危険水域は「100」。100を超えると病気がかなり進行している可能性もあるので(痛みや、むくみなどの症状も頻発すると思います)、すぐに内科で検査してもらうようにしてくださいね。


■肝臓にやさしい食事

肝臓が原因でむくみや腫瘍が出る、というのはかなり肝機能数値が高く、病気が進行している証拠に他なりません。ですが、薬に頼るほかにもアルコール量を控えたり、食事を見直すことでもむくみなどの諸症状を抑えることができます。

とはいえ、肝臓の病気は「慢性肝炎」「肝硬変」「脂肪肝」など、種類も症状もさまざまで、食事療法の進行もそれぞれ異なりますので、ひとくくりに「肝臓悪いからこれ!」といった治療方法はないのです。
食事療法の概要をわかりやすくまとめているものに神戸朝日病院の「肝臓の部屋」というウェブサイトがありますので、薬による治療のほか食事を改善してみようかな、と考えている方は覗いてみるととてもいいと思いますよ。


肝臓とむくみの関係の関連記事

▲肝臓とむくみの関係トップに戻る